桜田ひより・佐野勇斗さんW主演の日本テレビ水曜ドラマ『エスケープ(ESCAPE) それは誘拐のはずだった』の原作ネタバレとは?ヒロインは、なんと“感情の色が見える特殊能力が話題です。
この記事ではドラマ「エスケープ」の原作やあらすじネタバレ、登場人物の関係図や黒幕、特殊能力の色の感情がわかる能力「さとり」についてなどネタバレをご紹介していきます。
ドラマ「エスケープ」 原作とは?完全オリジナル作品の衝撃展開とは
『エスケープ ―それは誘拐のはずだった―』は、原作が存在しない完全オリジナル脚本で展開されるドラマです。
先が読めない展開と、視聴者自身が考察したくなる作りが大きな話題を呼んでいます。
原作がないから面白い!“予測不能”ドラマならではの仕掛け
原作がないことに対して、「ストーリーに信頼性がないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。しかし、逆にその自由度が『エスケープ』の大きな魅力です。
原作付きのドラマは展開が予測されやすく、ネタバレも避けづらいのが事実です。一方、『エスケープ』は視聴者がまったく先の展開を知らない状態で物語を楽しめます。脚本家の手腕次第でストーリーがどこへでも動く可能性があり、SNSでも「次が読めない」「考察が面白い」と話題になっています。
また、ドラマ内では感情の色が見える能力、身代金の裏に潜む過去の因縁、隠された家族の秘密など、1話ごとに新たな謎や伏線が提示されていきます。この“伏線回収型”の構成は、原作なしの完全オリジナルだからこそ実現できているといえます。
「脚本家・ひかわかよ」の過去作から見るストーリーの傾向とクセ
脚本を手がけているのは、ひかわかよさんです。これまでに『救命病棟24時 第5シリーズ』『新・ミナミの帝王』『花咲舞が黙ってない』など、社会派ドラマから人間ドラマまで幅広く手がけてきました。
特徴としては、以下のような点が挙げられます。
| ひかわかよ作品の特徴 | 内容 |
| 心理描写の深さ | 人間関係のもつれや葛藤を丁寧に描く |
| 社会性 | 医療、法律、企業などのリアルな背景設定が多い |
| 感情の交差 | 登場人物それぞれの視点を重視する構成 |
『エスケープ』でも、父との確執や過去の秘密、そして登場人物たちの葛藤がドラマの大きな柱となっています。
特に、主人公・結以の“感情の色が見える能力”を使った心理描写は、ひかわさんが見事にその世界観を発揮されているのかもしれません。
ドラマ「エスケープ」 あらすじネタバレ全話|1話~最終回まとめ
『エスケープ』は誘拐事件を軸に、逃げる2人の関係性や背後にある家族の秘密、企業の闇などが絡み合う逃亡サスペンスです。単なる誘拐劇ではなく、感情と記憶、過去と現在が交錯する構成になっています。
1話あらすじ
日本有数の大企業・八神製薬の社長令嬢・八神結以(桜田ひより)の20歳のバースデーパーティーが、都内のホテルで盛大に開かれている。母を早くに亡くし、父である八神製薬2代目社長・八神慶志(北村一輝)のもとで大切に育てられてきた結以。少女の面影を残しながらも、集まった政財界の重鎮らを前に堂々と壇上に立った結以は、自ら発案した『給付型奨学金プログラム』の設立を発表。結以の気構えと気品あふれるたたずまいに、列席者からは賞賛の声と惜しみない拍手が送られる。父の慶志はその姿を祝福し、この日のために準備していた結以の生まれ年に作られたワインを振る舞う。
パーティー終了直後、結以は慶志の秘書で目付け係でもある万代詩乃(ファーストサマーウイカ)に付き添われてホテルの控室に戻る…緊張が解け、一息ついた瞬間・・・事件が起こった!結以の部屋に潜んでいた清掃員に扮した2人の男が襲い掛かり、抵抗空しくスタンガンを当てられ、誘拐されてしまった!!
誘拐犯は、結以とは正反対の、日の当たらない世界を生きてきた林田大介(佐野勇斗)。仲間の山口健二(結木滉星)と共に結以を寝袋に隠すとランドリーカートに入れ、主犯格の斎藤丈治(飯田基祐)が用意した車でホテルを去る。
一方、結以の控室に食事を運んだ万代はその異変に気付き、即座に慶志に連絡。彼女の手元にはなぜか結以の位置を示すGPSが表示されており、その移動速度から車で連れ去られたことを察知したのだ。誘拐疑惑の知らせを受けた慶志は思うところがあり、パーティーに参加していた結以の叔母である霧生京(富田靖子)に電話をかける。嘘の忘れ物の話から京の所在を探る慶志。京はそんな電話を隣にいた夫の霧生忍(神尾佑)と共に訝しむ。慶志と京の間にはパーティーの時からただならぬ空気感が漂っていた。それには八神製薬の“血”が深く関わっている。八神製薬の本来の血筋は創業者で故人の八神恭一(間宮啓行)の娘である京だったが、慶志は恭一に認められ養子縁組をする形で会社を継いだ後継者だったのだ…
そんな慶志の元に、秘書の藤颯太(田中俊介)から『八神結以を返してほしければ今日の18時までに3億円用意しろ』と身代金の要求が届いたことが知らされる。誘拐された結以は、犯人グループによって山間の空き家に運ばれ手錠で拘束されていた。山口は身代金の受け渡し場所に向かって車で出発。目を覚ました結以は「お金が必要なんですか?もし力になれることがあれば……」と犯人たちへの説得を試みるが、斎藤はその言葉を遮り「金じゃない。あんたの父親を苦しめたいだけだ」と返す。その答えに驚きを隠せない結以。その頃、空き家の表にはGPSを追跡してきた万代とセキュリティーガードたちが到着。結以を救うべく突入を開始!不意の出来事に慌てる誘拐犯グループ!斎藤は大介に結以を連れて逃亡することを指示した直後、持病の心臓の発作が起きて倒れてしまう。手錠でつながれたまま車に乗り込む結以と大介。誘拐計画は急きょ中止に…!今さら後戻りできない大介…。結以もまた、人には決して言えない秘密を抱えていて…。
“絶望”から逃れようとする2人は、そのまま逃亡を開始!運命にあらがうように、2人は行く当てもなく自由を求めて走り出す!計画が失敗したのは大介の裏切りだと勘違いして憤る山口、結以が拘束された空き屋に偶然居合わせた従姉弟インフルエンサー・大西真咲(加藤千尋)と大西岬(髙塚大夢)、大介と過去に因縁のある少年捜査課の刑事・小宮山拓(松尾諭)、近くを通る警察車両のサイレンに不敵な笑みを浮かべる謎の女(志田未来)、以前より八神製薬を嗅ぎまわっている週刊誌記者・白木広太(山口馬木也)…。さらに、結以と大介の行く手を阻もうとする者たちが、それぞれに動き始める!!生まれも育ちも正反対、出会うはずのなかった結以と大介。けれどこのめぐり合わせが、2人に関わる人々の運命を変える事になる…!現実を変えようと抗う逃亡の果てに、2人を待ち受ける運命とは――!?
引用元 公式サイト
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20歳の節目の日に、八神結以の人生は静かに、しかし劇的に動き始めました。舞台は都内の一流ホテル。八神製薬の令嬢として脚光を浴びる結以(桜田ひより)は、自ら企画した奨学金制度の発表を行い、父・八神慶志(北村一輝)や政財界の来賓たちから称賛を受けます。華やかで温かな時間のはずでした。
しかし、その祝福の裏には、不穏な気配が忍び寄っていました。パーティー終了後、控室で1人になった結以のもとに、清掃員の装いをした男たちが突如現れ、彼女はスタンガンで気絶。犯行に及んだのは林田大介(佐野勇斗)と山口健二(結木滉星)、そして裏で糸を引いていたのは斎藤丈治(飯田基祐)。誘拐は緻密に準備された計画でした。
ただちに異変を察知したのは、秘書の万代詩乃(ファーストサマーウイカ)。彼女が持つGPSで結以の位置を追跡し、事件の発生をいち早く把握します。その情報を受けた父・慶志は、なぜか妹の霧生京(富田靖子)に連絡。八神製薬創業者の実子である京と、養子として社長の座に就いた慶志との間には、長年くすぶる複雑な関係がありました。その確執が、今回の事件と密接に関わっている可能性も浮かび上がります。
一方、拘束された結以は、やがて目を覚まします。「何かできることがあれば」と誘拐犯に語りかけるも、斎藤の答えは意外なものでした。「目的は金じゃない。お前の父親を苦しめることだ」と言い放ち、事件の真意が単なる金銭目的ではないことが明らかになります。
その後、斎藤の体調が急変し、持病の発作により現場が混乱。逃走を命じられた大介は、結以を連れてその場を離れます。ここから、2人の“計画外の逃亡劇”が始まります。手錠で繋がれたままの逃避行。結以には本来なら逃げ出すチャンスがありましたが、それを選ばなかったのは、彼女自身が「逃げる理由」を持っていたからです。
結以は足に取り付けられたGPS付きのネックレスを見せ、大介にこう語ります。「逃げようとしても、私はずっと監視されてたの」と。その一言が、彼女の置かれた窮屈な世界を物語っています。
そして彼女は「宇都宮に信頼できる人がいる」と口にし、向かう先はかつての家政婦・城之内晶(原沙知絵)のもと。大介は彼女の願いを受け入れ、変装のための服やヘアカラーまで用意。次第にふたりは心を通わせ、お互いを「ハチ」「リンダ」と呼び合うようになります。
そのころ、週刊誌記者・白木広太(山口馬木也)は、八神製薬にまつわる過去の事件を独自に追っており、状況はさらに緊迫の度を増していきます。
また、正体不明の謎の女(志田未来)が、結以と大介の逃亡をどこかから見つめながら、何かを企んでいるような表情を浮かべています。
誰が味方で誰が敵なのか、明確な境界線は存在しません。
追われる理由を持つ者と、追う側の思惑。
逃げる2人が向かう先には、過去と真実が待ち構えています。
この物語は、単なる誘拐劇では終わりません。
むしろ“人生の逃げ場”を探す者たちが、それぞれの事情と向き合いながら、真実へと進んでいくロードドラマです。
今、誰も予想できないスリリングな逃亡劇が、静かに幕を開けました。
2話あらすじ
八神製薬の社長令嬢・八神やがみ結以ゆい(桜田ひより)が誘拐され、犯人は八神製薬に3億円の身代金を要求。しかし、主犯格の男・斎藤丈治さいとうじょうじ(飯田基祐)が急死し、身代金の受け渡しは中止に。結以は隙を見て逃げることもできたが、何かから逃れるように、誘拐犯の一人・林田大介はやしだだいすけ(佐野勇斗)と一緒に逃走を開始した…!
正体がバレないよう、お互いを『ハチ』『リンダ』と呼び合う結以と大介。もともと住む世界が違い過ぎる2人、ささいなことでぶつかり合いながら、八神家の元家政婦・城之内じょうのうち晶あきら(原沙知絵)のいる栃木・宇都宮へ向かって車を走らせる。生まれてすぐに母親を亡くした結以にとって、晶は本当の母親のように慕っていた存在で、4年前に結婚して彼女が八神家を出た後もずっと連絡を取り合っていた。「今でも一番私のこと心配してくれる人。パパとか叔母様とかよりずっと」と、晶に全幅の信頼を寄せる結以は「早くあきちゃんに会いたい」と心がはやる。晶は夫と2人で夢だった喫茶店をやっていると聞いていた結以は、その店に向かう。ところが、働いているはずのそこに晶の姿はなかった。従業員の話では、晶はすでに離婚し、別の店で働いているらしい。2人は教えてもらった新しい店へ向かうが…。
一方、結以の行方を追う父・八神やがみ慶志けいし(北村一輝)は、20年以上前に斎藤からもらった年賀状を発見。年賀状の写真には、若かりし頃の斎藤夫妻と幼い娘が写っている…。何か手がかりが見つかるかもしれないと、慶志の指示で年賀状に書いてある住所に向かう万代ばんだい(ファーストサマーウイカ)。そこで八神製薬を嗅ぎ回る記者・白木しらき(山口馬木也)と鉢合わせ、最初は煙たがる万代だが、白木から妙な話を聞かされる…「斎藤は独り身です。きっと離婚したんでしょう。あの件がきっかけで」。あの件とは一体何なのか?詳しく話を聞こうとする万代の前に、斎藤の元妻・高木悦子(黒沢あすか)が現れて、斎藤と慶志との間で27年前に何らかの因縁があった事実に辿り着く…。
27年前に起きた“八神製薬の闇”とは一体何なのか!?そして宇都宮に向かった結以と大介は、予期せぬ事態に巻き込まれる!!
引用元:公式サイト
3話あらすじ
八神製薬の社長令嬢・八神結以やがみゆい(桜田ひより)と誘拐犯・林田大介はやしだだいすけ(佐野勇斗)。誘拐事件をきっかけに出会い、互いを『ハチ』『リンダ』と呼びながら逃げ続ける2人は、結以が母のように慕っていた元家政婦・城之内晶じょうのうちあきら(原沙知絵)のもとに身を寄せたものの、お金のために結以を八神家に売ろうとした晶と決別。晶にネグレクトされていた4歳の息子・星ひかる(阿部来叶)を放っておけなかった結以は、晶のもとから星を連れ去り、大介と3人で家族を装って逃走を開始した……!
一方、結以の行方を追う父・八神慶志やがみけいし(北村一輝)は、大胆にも『八神結以を探しています』というウェブサイトを立ち上げ、情報提供者に最大1億円の懸賞金を支払うことを発表。するとSNSには『#八神結以を探せ』が瞬く間に拡散。インフルエンサーのまぁみぃチャンネル(加藤千尋・髙塚大夢)らがこぞって懸賞金欲しさに目撃情報を募り始めた…。
そうとは知らない結以と大介は、素顔も隠さずに飲食店で作戦会議。勢いで星を誘拐してしまった結以に、閉口する大介。「どうすんだよ!」「今考えてるの!」。言い争うだけで解決策が見つからない2人。その時、大介のスマホには“ある人物”から捜索サイトに関する情報が流れてきて、「やべ……めっちゃ捜されてる」。自分たちに懸賞金が懸けられていることを知った結以と大介は星を連れて店を出ると、人目につかない場所を求めて歩き始める…。
そんな中、結以を追って宇都宮までやって来た目付け役の万代ばんだい(ファーストサマーウイカ)は晶から情報を収集。大介の背格好などの特徴、結以から『リンダ』と呼ばれていたことを慶志に報告。晶はこっそり大介の寝顔写真も撮っていた。「これで結以ちゃんが見つかったら……1億円とはいいませんから」。連れ去られた我が子の心配よりもお金を無心する晶に万代らはあきれつつも、手に入れた情報をさっそく警察に報告する。
警察と八神家だけでなく日本中から追われる身となった結以と大介は、このまま自分たちだけで逃げ切るのは無理だと判断。危険を承知で、大介が過去に逮捕されるキッカケを作った知り合いの“ヤバいヤツ”に協力を求める決心をする。そして現れる“ヤバいヤツ”は、果たして2人の、敵か味方か――?逃走を続ける結以と大介は、重大な決断を迫られる…!!
引用元:公式サイト
謎の女・志田未来の正体が判明!闇バイトの指示役だった!
OA前から役柄、役名が不明だった志田未来さんですが、3話でついにその正体が判明しました。
その正体は過去に大介が闇バイトに手を出した時の指示役の「ガン」。大介がバイトを辞めようとしたときに、大介の情報を握っていたガンは、無理やりバイトを続けさせました。
無理やり続けさせたことで、逮捕されてしまった大介。逮捕されたことで、ガンとは縁が切れたのですが、今回の誘拐事件を大介たちが起こした時から、その動向を探っていて、大介に執拗にメッセージを出していましたが、そのメッセージを無視していた大介。
そのメッセージを見た結以に、誰も味方がいない状況だから、ガンに連絡を取って助けてもらうしかないと言われ、仕方なくガンに連絡を取り、警察からの逃走を手伝ってもらうことに。
ガンの目的は本当に金なのか?
ガンに助けてもらったことで、大介と結以はどうなるのか?今度もその動向が気になるキャラクターです。
「キャスト相関図&役柄」年齢・背景・秘密まで徹底整理
キャスト陣には、主演の若手からベテランまで豪華な俳優が揃っています。それぞれが複雑な背景や秘密を抱え、ストーリーに奥行きを与えています。
主演・桜田ひより&佐野勇斗が演じる「ハチとリンダ」の関係性
結以と大介は、ドラマ内でお互いを「ハチ」「リンダ」とコードネームで呼び合います。立場も育ちも真逆の2人が、逃亡を通して心を通わせていく姿は、多くの視聴者の共感を呼んでいます。
| 役名 | 演者 | 年齢 | 備考 |
| 八神結以 | 桜田ひより | 20歳 | 八神製薬の令嬢。感情の色が見える能力を持つ |
| 林田大介 | 佐野勇斗 | 24歳 | 前科持ちの青年。心に傷を抱えた複雑な人物 |
2人は“恋愛未満の共犯者”という微妙な距離感で、視聴者をドキドキさせています。
富田靖子・志田未来・北村一輝ほか、黒幕候補たちの正体を考察
物語の大きなテーマに「黒幕は誰か?」という謎があります。今のところ、以下の3人が最有力候補です。
- 霧生京(富田靖子):実の娘でありながら、八神製薬を継げなかった過去がある
- 謎の女・ガン(志田未来):大介が過去に関わった違法アルバイトにおいて、裏で指示を出していた人物。警察の動きを読み取るスキルに長けており、無線の傍受やシステムへの不正アクセスといった手段を使いこなしていた。
- 八神慶志(北村一輝):表では娘想いの父親だが、27年前の事件に関与している可能性あり
それぞれの人物が持つ動機や背景を踏まえると、一人ではなく複数の黒幕が存在する可能性があります。
桜田ひより演じる結以の“色視覚”特殊能力は「さとり」だった!
桜田ひよりさんが演じる主人公・八神結以は、感情が「色」で見えるという特異な能力を持っています。
この設定は物語の鍵を握るだけでなく、キャラクター同士の信頼関係や行動原理にも大きな影響を与えています。
「手を握ると感情が見える」──色と心のリンクが示す意味
結以の能力は、相手の手を握ると「感情が色として視覚化される」ものです。例えば第2話では、虐待を受けていた星ひかるの手を握り「白ってことは、空っぽってことだよ」と語る場面があります。つまり、色によって相手の心の状態が読み取れるのです。
この能力が意味することは単なる超常現象ではありません。色で感情を読み取る力は、以下のような形でストーリーを動かしています。
- 人を信じる基準が感覚ではなく“色”になる
- 敵か味方かを即座に判断できる
- 感情が抑圧された人物の内面が露わになる
また、第1話では誘拐犯・林田大介の手を握った際、結以は「いい人だとわかった」と言い逃げずに行動を共にします。この瞬間こそが、2人の信頼関係の始まりです。
『オクトー』との共通点と相違点|能力系ドラマの比較考察
結以の“色視覚”の能力は、日本テレビで放送されたドラマ『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』との類似が話題になっています。両作の共通点と違いを以下にまとめました。
| 比較項目 | エスケープ | オクトー |
| 能力の種類 | 手を握ると感情の「色」が見える | 相手の感情が「色」で見える(常時) |
| 能力の発動条件 | 手を握った時のみ | 視線を合わせたとき・直感的に |
| キャラの背景 | 社長令嬢で父と確執あり | 刑事で過去に心の傷を抱える |
| 使われ方 | (例)逃亡相手の信頼判断に活用 | 事件の犯人を見抜く捜査に活用 |
つまり『オクトー』が感情を“捜査に使うツール”であるのに対し、『エスケープ』では“人間関係を築く指標”として使われています。感情を読み解く能力は同じでも、ドラマのジャンル・使われ方が全く異なるため、差別化はしっかりできていると言えます。
4-3.特殊能力は「さとり」だった
そして3話では、結衣の持つ色で感情がわかる力は、八神家に伝わり、八神製薬の創業者・ 八神恭一 やがみきょういち (間宮啓行)が持っていたといわれる特殊能力“さとり”であることが判明しました。
この特殊能力の詳細はまだわかっていませんが、八神製薬が大きくなっていったのも、この特殊能力を持っていたからかもしれません。
「さとり」について、更に詳しくことがわかりましたら、情報更新していきます。
「ESCAPE 主題歌」家入レオ×斎藤宏介『Mirror』が映す鏡世界
主題歌「Mirror feat. 斎藤宏介」は、家入レオさんが30代最初にリリースした楽曲として注目を集めています。この曲がドラマとリンクする深さには、多くの視聴者が驚きを隠せません。
歌詞とドラマのシーンが重なる瞬間を解説
歌詞の中に登場する「鏡」「ゆがんだままの自分」「逃げたいのに逃げられない」というフレーズは、結以と大介の心情と完全に重なります。
特に注目すべきポイントは以下の通りです。
- 「誰かの正義が私を苦しめる」→ 結以の父による監視と支配
- 「あなたの中に私を見た」→ 結以と大介が“似たもの同士”として心を通わせる瞬間
- 「走り出せ、今すぐ」→ 衝動的な逃亡のきっかけを象徴
キャストコメントから見る“音楽と演技”の共鳴
桜田ひよりさん自身が「イントロから結以の視点に引き込まれた」とコメントしている通り、この主題歌は結以の“声なき心の叫び”を代弁しています。
また、斎藤宏介さんの儚くも芯のある歌声が、大介という存在の“優しさと痛み”を映し出しており、W主演の2人の関係性を音楽で補完する重要な役割を果たしています。

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